肝機能

「肝臓の移植以外助かる道はない」と宣告を受けた重症の肝硬変から奇跡的に回復させてくれた

肝機能

先天性の肝臓障害で常に死の危険と隣り合わせ

 生まれたときから、私は大きな病気を背負っていました。「先天性胆道閉鎖症」です。肝臓には、肝臓でつくった胆汁を十二指腸へと運び出す「胆道」という管がついています。しかし、私の場合、その胆道が先天的に詰まっていたのです。そのままでは胆汁が肝臓にたまって肝細胞を壊し、肝硬変になって1才ぐらいで死んでしまうそうです。

 そのことを知った両親は迷わず、人工的に胆汁を流すバイパスを作る手術をする決断をしました。手術のおかげで命はとりとめましたが、いつ肝臓の状態が悪化するかわかりません。手術後も血便が出たり、バイパスから出血したりするなどして、両親に心配をかけつづけたのです。

 子供時代、私の容姿はひと目見れば、肝臓が悪いことがすぐにわかりました。胸が女性のようにふくらみ、脾臓が腫れているため、お腹がぽっこりと出ているのです。中学のころには、食道に静脈瘤もできましたが、親が懸命に健康管理をしてくれたおかげで、3年ほどでよくなったのです。

 その後は悪化の兆しがなかったので、安心しきっていました。親の心配をうるさいと感じるようになり、体を気づかう母に反抗して、好き勝手に暮らしていました。就職して仕事が忙しいことを理由に、年1回の精密検査もさぼっていました。

 そんなあるとき、私はぽっこりと出ていたお腹が急に小さくなっているのに気づきました。「おかしい」と思った数日後、私は大量の血を吐き、倒れたのです。

 

食道静脈瘤が突然消えた!医師も首をかしげる奇跡

 吐血の原因は食道静脈瘤の破裂によるものでした。精密検査を受けずにいる間に肝臓の状態が悪化し、再び食道に静脈瘤ができていたのです。主治医に連絡したら、「いまのままではもちませんよ」といわれ、すぐに手術を受けるよう指示されました。

 運よく手術は成功して、退院することができました。しかし、1週間後の検査で、再度、静脈瘤ができているのが見つかったのです。病状が悪化しているのは明らかでした。

 主治医の診断は、「完全に肝硬変を起こしています。このままでは時間とともに悪くなるだけで、放っておいてもよくなりません。助かりたいのならば、生体肝移植を受けるより方法がありません」というものでした。

 生体肝移植には大変お金がかかります。わが家にそんな大金はありません。「あきらめるしかないのか……」と絶望していたある日、病室を訪れた姉が渡してくれたものがありました。それが「紫イペ」でした。「肝臓によいものを」と必死に探してくれたのです。姉の思いがうれしくて、私は「移植手術ができないのなら、紫イペに賭けよう」という気持ちになりました。

 それ以来、私は1日3回、紫イペを10粒ずつ欠かさずとりました。すると、4ヵ月後の検査で静脈瘤が消えていたのです。「この前の検査では、確かにあったのに」と医師は首をかしげました。

 私は紫イペの効果だと確信しました。さらにお腹の腫れがひき、胸も小さくなるなど、肝硬変の症状がおさまってきたのです。

 あれから2年たちますが、私の肝臓は肝硬変を起こしたままです。しかし、それが信じられないほど元気いっぱいなのです。

 2年前、自分の勝手が原因で静脈瘤が破裂して吐血、家族にたいへんな心配をかけた反省から、いまは規則正しい生活をしています。

 加えて紫イペは欠かさず飲み、外出のときも持参します。私と同じように肝臓の病気で苦しんでいる人には、紫イペの話をしています。「ひとりでも多くの人が私と同じように救われたら」と思うからです。

 これからも紫イペを信じてとりつづけ、私だけでなく、家族のためにも悔いのない人生を送っていきたいと思っています。

 

京都府在住 田中 礼二さん(25歳)