○ガン転移

余命1カ月と診断されたすい臓ガンと肝臓ガン。 進行が止まり3カ月で退院して自宅療養中

○ガン転移

 青天の霹靂とはまさにこのことだと思いました。
 1年前のことです。微熱が続き、からだがどうにもだるくて仕方ない日々が続いていました。そんなある朝、鏡に映った自分の目を見て、私は驚きました。白目が黄色くにごっていたのです。これはただごとではないと思いました。家族のものもそれを見て、すぐにでも病院へ行って診てもらうように勧めます。

 検査の結果はすい臓ガンでした。思いもよらない事態に、私はがく然としました。何をどう考えていいのか。いま私は何をすべきなのか。考えようとすればするほど頭の中は真っ白になるばかりでした。とくかくすぐに、入院して抗ガン剤治療を行うことになったのです。
 腕に点滴の針が刺され、抗ガン剤が投与されました。それは抗ガン剤の副作用との闘いのスタートでした。でも私には、この苦しみがそう長くは続かないのではないかという予感のようなものがありました。これはあと聞いた話なのですが、入院したときはすでに、すい臓ガンは肝臓にも転移していて、家族には私が余命1カ月だと告げられていたのです。もちろん家族は、私の前ではそれはひたすら押し隠していましたが
 でも、抗ガン剤治療を受けるうち、このまま苦しみの中で死を迎えるのは、私にはとても耐えられないものだと考えるようになっていったのです。頭痛や吐き気に日々苦しみ、体重はあっという間に5㎏も減っていました。からだはすっかり萎えかけていましたが、新たな挑戦をすることで「生」を勝ち取りたい。そう思う気持ちは、不思議な気力を生み出していったのです。
 そのきっかけとなったのが、副作用で苦しむさなか、病室を訪ねてくれた友人のことばでした。その友人によると、「紫イペエキス」というものがあり、それをガン治療に加えて治療すると、抗ガン剤の苦しみがやわらぎ、ガンそのものを消失してくれることもある、ということでした。「紫イペエキス」は初めて聞く名前だったのですが、家族がそれをさらに詳しく調べてくれました。それによると、確かに「紫イペエキス」にはその力があるようだということでした。本や雑誌、インターネットで調べてくれたのです。
 私の友人の勧めにしたがって、紫イペエキスを治療の一環としてとり入れている病院に転院することを決意しました。
 転院してすぐに、抗ガン剤治療に加えて、カプセル状の「紫イペエキス」を毎食後に5粒、就寝時間の前に5粒、1日では合計20粒飲む生活が始まりました。病院で出される食事は、玄米や自然食、野菜などを徹底したものでした。
 そうした生活が2ヵ月ほど続きました。当初告知されていた余命1カ月はとうに過ぎています。しかも、私の病状は日に日によくなっていったのです。退院を許されたのは、転院してから2ヵ月半後のことでした。「ガンの進行が止まっているようです。体力も十分回復してきていますから、あとは定期的に通院していただきましょう。紫イペエキスだけは毎日飲むことを怠らないように」。医師はそういって、私を病院から送りだしてくれたのです。
 そうして、余命1カ月と宣告されてから1年が過ぎようとしています。体重は5㎏減りましたが、それ以上減る気配はありません。食事も玄米を中心にしておいしくたべることができています。家族はそんな私を見て、顔色もよくなってきているし、つやも戻ってきているようだといいます。
 「紫イペエキス」は、絶望の淵にいた私を救ってくれました。もちろん抗ガン剤治療と併用したからこその結果だと思っています。どちらかがなくても、私の極限状態にあったガンからの回復はあり得なかったでしょう。とはいえ、まだ私のからだの中にはガン細胞が巣くっているのですから油断はできません。いまも「紫イペエキス」を13粒は飲みますし、少し体調が悪くなれば増量して飲んでいます。私の命綱かもしれませんね。

 

H.Tさん 長崎県在住(67歳・女性)